Media Room

01/01/2001

[COME TO AMERICA, Vol.15]

【さらなるキャリアアップのために】 iSi-電通オブ・アメリカ・インク シニア・システム・コンサルタント 玉岡 範久氏 刺激と充実の毎日だった最初のニューヨーク勤務ITを活用した企業経営システムが今、高い注目を浴びている。その最先端技術を有しているのは、ご存知の通り、欧米諸国。そんな最先端な環境に身を置きたいと、玉岡氏は人材派遣会社「マックス・コンサルティング・グループ」を通じて、iSi電通へステップアップした。「大学を卒業して、金融関連をクライアントにする情報システム会社へ入社。そこで当初は金融システムを構築するシステム・エンジニア(SE)として従事しました。その後、担当プロジェクトが本格的にアメリカ展開を図ることになり、それでニューヨークへ駐在員として派遣されたのです」。 玉岡氏がニューヨークへ渡ったのは、今から約7年前。当初は専門性が要求されるビジネス英会話などに戸惑いもあったが、まったく違う文化や環境には、自然と溶け込むことができたという。「当時からすでにアメリカは情報技術で最先端と誇っていました。だから、刺激や吸収すべきものはたくさんありました。それはビジネスだけでなく、プライベートも。毎日が充実していましたね」。 よりグローバルな視野で活躍できる人材を目指して 約5年半の駐在と経て、玉岡 氏は日本へ帰国。このころから少しずつ、「より高いレベルに自分の身を置きた い」と考えるようになっていた。そして帰国半年後に退社。新たな道を選択する。 「次に携わったのが、企業のシステム・コンサルティング業務。ERP(サプライ・ チェーン・マネジメント)など企業全体の合理化、活性化を図るシステムの構築で した。クライアントも金融から、流通や製造業が中心となり、かつITを意識した最 新のシステムなので、新たに学ぶこともいろいろありました」。 玉岡氏のビジネスにおける好奇心を更に刺激するビジネスだったといえようか。 ERPをはじめ、ITを最大限活用するシステム群の最先端はやはり欧米にあった。そ のため、玉岡氏は自らのスキルアップを図るために、一念発起。インターネットを 通じて、アメリカで活躍できる環境を探し求めることになる。「マックス・コンサ ルティングについては、初めてニューヨークに駐在したころから知っていました。 そして、ここがウェブでも就職情報を提供していると知り、レジュメを送ってみた のです。それで紹介されたのが、iSi電通。単に紹介するだけでなく、社長とのイ ンタビューもセッティングして下さり、詳細はeメールのやりとりが中心で、ス ムーズにことは運びました」。 現在、玉岡氏は日系の金融関連企業へ、様々なITソリューションを提供。プロジェ クト・マネジメントからシステム導入後のケアなどにも携わるシステム・コンサル タントとして活躍する。 この分野は日々の進化が激しく、彼を刺激する事柄は際限なく広がる。また、ここ までのプロセスで忘れてならないのは、家族の理解。幸運にも玉岡氏は、家族も前 向きにこの海外進出を応援してくれたという。つまり、玉岡氏のスムーズなキャリ アアップは、自分のキャリアに対して、的確なステージを用意してくれたマック ス・コンサルティング、家族の理解、そして自身の向上心。これら様々な要素と協 力がミックスされての実現だったといえよう。