Media Room

01/01/2001

[COME TO AMERICA, Vol.15]

【よりハイレベルなステージを求めて】 八木通商(アメリカ)(株) セールス・アカウント・エグゼクティブ 瀬戸 淳司氏 世界を舞台に活躍すること それが大きな目的だった 様々な世界の最先端が集まる街ニューヨーク。なかでもファッション業界は、世界 へ最新モードを発信する場所として、常に注目されている。そんな華やかな業界を 裏から支える仕事に就いているのが、八木通商の瀬戸氏である。「現在、ニュー ヨークにオフィスを置くアパレルメーカーに対して、各種テキスタイルをセールス することがメインの仕事。世界に知られる大手メーカーもクライアントとして数社 抱えていますので、非常にやりがいがあります」。 瀬戸氏は現在のポジションを、人材派遣会社マックス・コンサルティング・グルー プを通じて手に入れた。元々アメリカの大学を卒業するなど、こちらでの生活、そ してステップアップに興味があり、今それを着実に実行している。「大学を卒業し た当時、日本はちょうどバブル期。アメリカでの就職も考えたのですが、そうした 時代の流れも考えて、日本へ帰国して就職しました。そして入社したのが、大手の 服飾材料メーカー。初めから海外勤務を志望していたので、まず配属されたのが貿 易関連の部署でした」。 2年ほど実務経験をした瀬戸氏はこの後、ニュージャージーにある米国法人へ赴 任。現地のマーケティング、セールスを統括するマネージャーとして活躍した。こ こでは、担当する販売エリアにおけるビジネスをどう展開するか、さらには現地の セールススタッフをどう動かしていくかなど、責任とプレッシャーが伴う仕事を任 された。しかし海外、更に自分の最も欲していたアメリカでの活躍とあって、その 毎日はとても充実したものだったという。 最先端に身を置き続ける喜びと満足感をより高める しかし、企業に勤める運命。 人事異動という現実に、瀬戸氏は直面する。行き先は、東南アジア地域。英語と日 本語を駆使できる彼に与えられた使命は、現地ビジネスの活発化だったのだ が・・・。「仕事自体は、非常に興味深いものでした。それでも、自分の志もあ り、アメリカでのビジネスがとても魅力的で、最初はメーカーの営業という感じで したが、このころになるとアパレル業界そのものに強い好奇心を抱いていたので す」。 これで瀬戸氏は、本格的に転職への道を熟慮するようになる。それはアメリカでの 生活に慣れた家族の願いでもあった。そこで彼は邦人新聞や雑誌などで情報を収 集。目に止まったのが、マックス・コンサルティングの名前だった。「家族は皆、 アメリカでの生活が気に入っていました。従来通り、アパレル業界の一線で活躍し たい。そんな希望を持って、マックスさんとコンタクトを取ったのですが、それか らはすべてがスピーディに進みました」。 数社紹介された中、瀬戸氏が選んだのが、八木通商。テキスタイルが専門と若干以 前とは異なる分野だったが、新たな刺激が心地よいという。「それまでの経験が考 慮されて、即戦略として採用されました。大手クライアントを任され、かつ社内の スタッフに恵まれ、すんなりと会社に溶け込むことができました。ただし皆、この 分野の精鋭ですから毎日、よい意味で緊張しつつ、仕事をしています」。 最後に写真撮影をお願いしたのだが、そこで見せた表情からは自らの自信、成功の 手ごたえが十分に感じられた。